立ち向かうんだ乙女

宝物にしていた思い出も

自分にだけ向けられていると思った言葉も

水に濡れた紙切れのように

ポロポロと剥がれて、落ちた。

 

この紙はもう治らない。

冷やしても炙っても治らない。

接着剤でつけてもささくれてる。

 

もうきれいな頃には戻らない。

 

 

さようなら。

さようなら。