戦うんだ乙女

何をしたって夜は来る。

何をしたって朝は来る。

友達とデートしようが朝は来る。

良い人ぶったって夜は来る。

泣いたって笑える。

朝か夜かなんてどうでもいい。

悲しいときは朝も夜も関係ない。

そうか、私は今悲しいのか。

そうか、私はあの人が好きだったのか。

 

良い人ぶって、気のないそぶりをして

友達と好きなひとを繋げた。

こうなるような気はしてた。

自分で首をしめた。

自分の首を釣り上げたのだ。

 

神様、こっちをむいて笑っておくれ。

苦笑いではなく、全力で微笑んでくれ。

私は幸せになりたいのだ。

無償の愛で抱かれたいのだ。

 

釣り上げた首の紐を笑って解いてくれる人を探している。

神様なんていなくても誰か解いてくれよ。

 

私は幸せになりたいのだ。

受け止めてくれもしないのにたらさないでくれ。

 

馬鹿め。馬鹿め。

そうだ私は馬鹿なのだ。

危険だとわかっていたのになぜなのだ。

忠告も受けていたはずなのになぜなのだ。

 

一緒に歩いた記憶が暖かいのか

毒の方が美味しいのか

やめろと言われていたのになぜなのだ。

 

本当にわたしは馬鹿なのだ。

 

早くもたれかかりたい。

それはお布団じゃなくて

クッションでもぬいぐるみでもなくて

どーんとふところがふかくて

びっくりするくらいやさしくて

ぎゅーっとだきしめてくれるひとで

私をこうやって不安にさせない。

 

私は馬鹿なのだ。

 

何回も恋をして愛して

そんな人いないってわかっているのに

いつまでも幻想を抱きたいのだ。

 

幻想だってわけっているのにだ。ばーか。

期待をしている馬鹿なのだ。

 

戦うんだ乙女。

涙が出たって流せば良いのだ。

悲しくなったら友達に話したら良いのだ。

 

一人の夜が嫌になったって

六時間耐えれが朝日が昇る。

 

戦うんだ乙女。

まだ見ぬ未来で

自分の身長より大きなぬいぐるみが

まっているかも。

 

立ち向かうんだわたし。

今日もこたつはあたたかいから。