私は自分の人生さえも変えられないと思っていた。

お正月は地元に帰省した。

中学時代の友人と遊んだ。

 

中学時代、共に委員会を頑張った、戦友。

高校・大学とバラバラだったが

まわり巡ってまた再会した。

 

 

「やっぱり会えると思ってた」

 

再会した時にそう思った。戦友とはどこかで会えると確信した。

 

 

「高校も大学も一緒のところに行きたかった」

 

戦友にそんな事を言われて本当に嬉しかった。

私もそう思っていたから。

離れていた期間を感じさせない安心感と

地元の友達以外の共通の交友関係。

 

 

私の高校時代は黒歴史だ。

ただただ気だるくボケーとしていた。

全力を尽くさない事が正義だと思っていた。

 

 

それが大学に入って変わった。

無謀なことにも全力で。大きな夢も語り。ただただキラキラしていた事がとってもカッコ良かった。

 

キラキラした人たちについて行ったら真似て活動を始めた矢先に戦友と再会した。

戦友は、戦っていた。わたしがボケーとしている時からずっとずっと。

 

たしかに、そんな戦友と同じ高校に入っていればもっと早くわたしはかっこよくなれていたかもしれない。

 

でも今いる場所にはいなかったかもしれない。

 

暗黒時代があるからこその

今のわたしだ。

 

自分の人生さえも選択できないと思っていた時からあるからバネになっている。

 

黒を知っているから白がまぶしい。

 

紡いできた時間がいまのわたし。

 

過去のわたしを抱きしめてあげる。そんな夜。